日本縦断 Day110 北アルプス縦走(後立山連峰)

日本縦断
2018.9.24(月) DAY 110-21(通算-北ア)
曇風ッ→晴風ッ→曇→晴→ガス 8.5℃〜16.0℃
起床 / 朝食
4:55 / 5:15 野菜・豆腐・茸・わかめコンソメパスタスープ
登山行程
雪倉岳 6:10 →朝日岳→朝日小屋 12:25
夕食 / 就寝
16:40 ご飯,茶そば,おでん,昆布締め,揚げ物,ホタルイカ沖漬,野菜 / 20:30
行動時間:6時間15分
歩行距離:約8km 累計:約1,564km
歩 数:約18,000歩 累計:約2,385,713歩
出費:¥7,000(夕食付) 費用合計:¥343,243
昨日かなり距離を詰めたので、朝日小屋はそう遠くない
しかしその先の栂海山荘までは約9時間という超絶距離…
ここは無理をせず、予定通り朝日小屋へ
夜中から非常に風が強く、小屋の扉を揺らし続けていた
時たま誰かが入ってきたような音もして冷汗をかく…
明け方はどんよりくぐもった天気.相変わらず風は強いままだった
朝食後、遅めに出発した
白馬から先は自分にとって一度も足を踏み入れたことのない未知の世界
人少なく荒涼とした稜線の下に広がる日本海を眺めながら歩く
吹きすさぶ稜線を登り、雪倉岳へ
頂上は一面赤褐色、まるで火星の表面のよう(行ったことないが(笑))
また、雲海から頭を出す火打,妙高がよく見えた.岩陰で休んでから出発
緩~い斜面をひたすら下っていく
ここは日本海から年中強烈な風が吹くためか、高山植物は矮小化していた
とりわけマツムシソウは非常に背丈が低くなっていた
これも厳しい自然で生き抜くための適応だろう
また、地質に関しても白馬以北からガラッと変化していることに気付く
狭い間隔で多くの変化に富み、とても楽しかった
なかでも蛇紋岩の新鮮な露頭を観察できたのは長瀞以来だろうか
さすがジオパーク認定されるだけはある、地質家?冥利に尽きる登山道だった
標高が下がるにつれて高層湿原が出現する
ミズバショウを見たのは日本一周で行った北海道のサロマ湖以来
黄~赤色になる高山植物が、晩秋の到来を告げる
明日は天気が崩れるので、水平道を通らず、朝日岳の頂上を目指す
いきなり急登で骨が折れた.ほとんど樹林帯だったので展望はイマイチ
頂上は誰もおらず、物寂しげだった.しばらく景色を眺めて写真を撮ってから出発
朝日小屋が眼下に見え、一安心.ダラダラと下る
小屋の夕食がとても美味しいと評判だったので、泊まることにした
ここが日本海への途中にある最後の有人小屋
ここは奮発してもいいだろう
小屋に泊まっていたのは自分を含めて4人だけ.夕食時は皆で乾杯した!
料理がとても美味しく、ご飯を5杯もお代わりしてしまった(笑)
- 白馬岳を振り返る
- 不毛な大地
- 雪倉岳頂上 黒色斑レイ岩の石碑があった
- まるで火星のような赤茶けた大地
- 火打、妙高が見えた
- 近いようで遠い日本海
- 頂上よ、さらば
- 赤い実がなっていた
- 緩い斜面に池があった
- 赤く染まるミヤマダイコンソウ
- 蛇紋岩の登山道を歩く
- ミネウスユキソウ(またの名をエーデルワイス)
- 矮小化したマツムシソウ
- 雪渓が点在していた
- 蛇紋岩の真っ黒な露頭.独特な黒光りと滑り具合が特徴
- シラビソ
- 何者かに食べられたシラビソの実
- 池塘(左)と右側の斜面で植生が違う
- 朝日岳へ
- 末枯れたウルップソウ
- ツバメ岩 奥多摩の越沢バットレスに似ていた
- 湿原に群生するイワイチョウ
- 高層湿原と朝日岳
- オトギリソウ
- リンドウ
- 朝日岳へ
- 木道が続く
- ミズバショウの群落
- 鬱蒼とした斜面に生えるキヌガサソウ
- 水平道は綺麗に改修されていた
- ミヤマトリカブトの群落
- 頂上着く!
- やったぜ!ここが最後の百名山かと思うと寂しい・・・
- 頂上の方位盤
- ライチョウがひょっこり出てきた.羽が生え変わり、着々と冬支度をしていた
- 頂上をうろつくライチョウ
- 栂海新道方面
- 朝日小屋が見えた!
- 朝日小屋
- 通りすがりの夫婦と管理人さんとで記念撮影した!
- 小屋前の神社でお参りする
- 小奇麗な受付.人も少なく快適に過ごせた!
- 豪勢な食事に思わず舌鼓を打つ!昆布締めとホタルイカの沖漬けが絶品だった
- 複雑に地層が入り組んでいることが分かる