日本縦断 Day98 北アルプス縦走(中部)

日本縦断
2018.8.28(火) DAY 98-9(通算-北ア)
小雨弱→ガス風→雨風ッ→曇→ガス風ッ 11.8℃〜19.0℃
起床 / 朝食
4:05 / 4:35 野菜・豆腐・茸・わかめコンソメパスタスープ
登山行程
烏帽子小屋 6:45 →烏帽子岳(ピストン)→南沢岳→不動岳→
船窪岳第二ピーク→船窪岳→船窪小屋 15:21
夕食 / 就寝
18:25 野菜・豆腐・茸・わかめコンソメパスタスープ / 20:30
行動時間:9時間36分
歩行距離:約11km 累計:約1,478km
歩 数:約23,344歩 累計:約2,217,234歩
出費:¥7,500(朝食付) 費用合計:¥279,969
パッキングをしていた矢先に雨が降って来た
しばらく様子を見たが、止む気配はなかったので出発する
ニセ烏帽子を通過し、分岐を烏帽子の頂上方面へ
コマクサの生息する砂礫地をよく見ると、構造土が形成されていた
頂上直下には長いクサリ場や足場の狭いトラバースが何ヶ所かあった
そのうえ岩は濡れているので慎重に進む
頂上は燕岳に似た感じで、花崗岩の巨大なオベリスクが聳えていた
誰もおらず、ガスが谷間か絶え間なく湧いており、どこか荒涼とした感じ
寒いのであまり長居をせず、頂上を後にする
雨脚が強くなるにつれ写真を撮るのも億劫になり、黙々と歩いていた
樹林帯であれば雨風が弱まるが、稜線に出ればまるで別世界
容赦なく吹き付ける風雨が体温を奪う.体感温度は±1℃といったところ
止まればあっという間に低体温症なので、一定のペースで歩く
まだ烏帽子岳を出たばかりなので、あと7時間以上と思うと絶望した
出発から約3時間が経過し靴の中まで浸水してきたが、なす術無し
無心で一歩を踏み出す
ほとんど誰ともすれ違わず、独り寂しくトボトボ歩く
途中幾つかのピークを越えたが、寒いので早々に立ち去る
船窪岳周辺の登山道は崩落が著しく、相当な注意が必要だった
特に怖かったのは断崖絶壁に掛けられた3本の丸太道
踏むとミシミシしなるうえに雨で滑りやすいという状況
通過する際は全身から脂汗が出た…
船窪岳のピークを越えてから小雨となったが、以前風は強いままだった
疲労困憊にも関わらず、岩に描かれた「小屋まで15分」の文字が追い打ちをかける
それでも力を振り絞って小屋へ到着した
船窪小屋は今まで泊まった中でも山小屋の中の山小屋だった
狭いので皆囲炉裏に集まり暖を取り、その上には薄暗い石油ランプが懸吊されていた乾燥室が無い代わりに新聞紙をいただいたので、登山靴にありったけ詰め込んだ
一段落してから他の方々と団欒し、行動食を沢山いただいた(圧倒的感謝…っ!)
小屋の助っ人にネパールのシェルパの方がおり、ヒマラヤへ行く算段を
色々と教えてもらうことができた!
- 雨の降るなか烏帽子岳へ
- ニセ烏帽子岳頂上 錆びた剣があった
- 稜線に登山道はないので、頂上はピストン 気合入れて行く!
- 砂礫地にあった構造土(縦筋).誰だ~?登山道の外に出た人は?
- 雨&クサリのダブルパンチ
- 無機質に括り付けられた柱標
- 足場になるようホールドが掘ってあった
- 巨大な花崗岩
- 結局誰も来なかった
- コドラート調査してから下山する.目の前に見えるのは不動岳
- ここは最凶レベルの怖さ!丸太の下は断崖絶壁
- 崩落の激しい箇所は鉄ポールが刺さっていた
- 花崗岩ゆえ崩れやすい露頭
- 第一ピーク 昔のゴミが沢山埋まっていた
- 来た道を振り返る
- 船窪小屋へ
- 比較的新しい階段
- ええっ・・・
- あと5分!
- 小屋までもうすぐ!
- 地衣類のハナゴケ
- やったぜ!着いたぜ!
- 寒いのでそそくさと逃げ込む(笑)