キリマンジャロ Day7 登頂日

キリマンジャロ
2016.3.26(土) DAY 7
起床 / 朝食
5:15 / 5:30 粥,パン,スープ,卵焼き,ソーセージ,フルーツ,紅茶
ダイアモックス1錠
SPO2 / 心拍数 / 水分摂取量(昨晩)
86 / 112 / 0.3L
登山行程
Barafu Camp(バラフ・キャンプ)
4,600m 晴 3.7℃~4.7℃ 587hPa 6:25
Stella Point(ステラ・ポイント)
5,756m 晴 4.9℃ 511hPa 13:50~14:05
Uhuru Peak(ウフル・ピーク)
5,895m 晴 8.6℃ 502hPa 15:05~15:25
Barafu Camp
晴 9.6℃ 588hPa 17:45
行動時間
11:20
昼食
スープ,ビスケット,他
夕食 / 就寝
19:00 パスタ,ズッキーニスープ,紅茶 / 20:15
SPO2 / 心拍数 / 水分摂取量(行動中)
78 / 112 / 2.5L
朝から頭痛がして辛かった
朝食時にマサイからダイアモックスを1錠もらう
目指すはアフリカの頂!
全てを懸け、何としてでも登らない訳にはいかなかった
まだ薬が効いておらず、頭痛で頭が割れそうだった
キムに頭痛薬を1錠貰った
荷物はポーターの人に持って貰うようキムに言われた
オーダーを前から3番目に変更
薬が効いてきたのか、かなり呼吸が楽になり、頭の痛みが薄れてきたのを感じた
効果の持続時間は不明だったが、順化はほとんど問題なかった
頂上手前で若干の頭痛と睡魔に襲われる
ステラ・ポイントへは奥穂高岳のザイテングラードさながらのジグザグな急登
下からはケルンがあるのが見えた
頂上直下では何故だか過去の事を思い出していた…
自然に涙が零れてきて、不思議と呼吸が楽になっていた.
頂上では何も考えられず、岩に腰かけながら景色を呆然と眺めていた
かくしてアフリカ大陸の頂を踏むのであった
しかし、喜びも束の間、小休憩してすぐに下山する
ステラ・ポイントへ戻るのもやっとの状態
極度の疲労から、固形物は喉を通らない…
何とかビスケットをかじり、スープを飲む
ここから怒涛の弾丸下山が始まる!
富士山の須走を下る感覚で、全身砂塗れ…
CSのテントは下側に移動していた.結構歩くんだなこれが…
最後はバラバラの順番で下山した.皆、精根尽きた顔をしていた
疲れ果てており、夕食後はすぐに寝た
- ちょっと待って、頭痛が治ってないやん!
- ダイアモックスと頭痛薬を飲んで神に祈るしかない!(超圧倒的懇願)
- 何でもいいから頭痛治ってと祈りながら、一歩一歩ポレポレペースで登る
- 写真を撮る気力もなく、休憩中は記録だけして下界を眺めていた
- やっと薬が効いてきた.頭痛も無くなり、息苦しさも感じられなかった
- 確実に氷河との距離は縮まってゆく.もう手の届くところに来ている!
- 遥か下の雲海
- 荒涼とした大地が広がる
- ナイフリッジ状のマウエンジ峰
- 巨大な絨毯がキャンプを呑み込まんとしている
- あれは・・・まさか・・・
- ステラ・ポイント ここで気を緩めるのはまだ早い.真の頂上はこの先に待っているのである!
- 近年、氷河は急速に融解が進み、2020年頃までに消滅してしまうそう
- 約1時間の道のり.最後の力を振り絞る
- 過去を色々と思い返していた.不思議と呼吸は楽になった
- ウフル・ピーク この瞬間(とき)のために今までの人生はあったのか・・・
- メッセージBOX でも完全燃焼していて何もする気力が無かった
- 消滅間近の氷河
- 山頂には巨大なクレーターがある
- ここからは各自のペースで下山.写真を撮りながらゆっくり下りたかった・・・が!
- 何故かポーターに急かされ、弾丸下山となる!
- 富士山の須走のような道を直下降で走り下りる.全身砂塗れで最悪だった・・・
- 次第に岩場となる.こっちの方がよっぽど楽
- ちょっと待って、テントが遠くに移動してるやん!