日本縦断 Day72 南アルプス縦走(深南部)

果てある旅を 果てしなく

日本縦断 Day72 南アルプス縦走(深南部)

南アルプス 大無間山

日本縦断
2018.7.17(火) DAY 72-2(通算-南ア)

晴→濃霧 18.8℃〜24.0℃

起床 / 朝食
5:10 / 5:35 野菜コンソメパスタスープ

登山行程
小無間小屋 7:00 →鋸歯→崩落地→中無間山→大無間山→
三方峰→小根沢山→アザミ沢(水場)→PT1921 18:35

宿泊地
PT1921(標高1,921m地点・ビバーク)

夕食 / 就寝
なし / 21:30

行動時間:11時間35分
歩行距離:約9km 累計:約1,280km
歩  数:約21,411歩 累計:約1,783,008歩

出費:¥0 費用合計:¥157,965

大無間山を経由し、光岳までのバリエーションルートへ足を踏み入れる
ここから3日間、樹林帯を彷徨うことになるとは…

相変わらずの樹林帯&小ピークの繰り返し

地図では登山道が寸断されていた崩落地へ.メットに三点支持で慎重に通過
核心部にはロープが張ってあり、そこまで難しくなかった

小無間山~中無間山の頂上は樹林帯に覆われ、展望はゼロ
植生のコドラート調査をしてから出発する

大無間山の頂上は広々としており、テントが幾つか張れそうだった
登山客はおらず閑散としていた.コンパスと高度計を補正して出発

踏み跡は薄かったが、三方峰から小根沢山方面へ
ここからはバリエーションルートとなる

急なアップダウンの連続と不明瞭な道が体力を奪い、
無数にある獣道と倒木でペースが格段に落ちる

登山道じゃない道なんて、とても歩けたものではない
約20m進んでは立ち止まりコンパスを確認する

何とか小根沢山まで辿り着くが、予定時間より大幅に遅れた

光岳まで最後の水場、アザミ沢へ何としてでも行かねばならず、気力を振り絞る
しかし、行けども行けども水が出ている気配がない…

どうやら尾根を外れて沢沿いを降りてきてしまったようだ
登り返すには時間が掛かりすぎる
沢のコルに合わせたコンパスを信じ、急斜面を一直線にトラバース
落ちれば獣の餌になるんだろうなぁ~とヒヤヒヤものだった

そのうちガスが出てきて、樹林帯はあっという間に薄暗くなる
そろそろ熊が活動する時間帯

不安と焦燥でさらに喉が渇き、注意力が散漫になる
何でもない倒木に足をとられて何度も転ぶ
そろそろヤバいと感じるが斜面ではビバークできない

水の確保が最優先、何としてでも水場を見つけなければ…

しばらくすると沢の上流部らしい場所に出る
水際に群生するトリカブトが増えてきたので水があると直感する
落ち着いて耳を澄ますと、チョロチョロ水の流れる音が聞こえるではないか!

脳内麻薬ドバドバ(笑)、一目散に駆け寄る.まさに起死回生!
これで助かる!水量は僅かだったが、MAX5L汲んで飲みまくった!

一息ついてからアザミ沢のコルへ出る
ここからは尾根筋なので幾分楽に歩けた

当初ビバーク予定だった大根沢山まではとても行けなかった

猫の額ほどの平らな場所があったので、そこにテントを張った
疲労困憊だったが、夜はそこら中から獣の鳴き声がしてほとんど寝られず…

人生初となる山での単独ビバーク、とても肝を冷やす体験だった…

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